ファクタリングといえは、支払いが到来する以前の売掛金などの売上債権を業者に買い取らせて現金化をすばやく行うといった形態が主流ですが、ほかにもいろいろな種類があり、その種類によってかなり性格が異なる場合があります。たとえば、保証ファクタリングとよばれるものは、売上債権などに対して、与信管理のひとつとして、ファクタリング業者がその金額の保証をするしくみのことを指しています。そのため、もしも取引先が倒産をしてしまい、売上債権が回収できそうになくなってしまったといった場合であっても、あらかじめ保証がされているのですから、保証限度額の範囲内で、業者のほうからその金額が支払われ、欠損にならないですむことになります。こうしたことから、大口の取引先でこれまでどおり確保しておきたいが、経営状況にいまいち不安がでてきた場合などに、いわゆる貸し倒れリスクを防ぐといった意味で利用すると効果的であるといえます。
そのほかにも、業務を拡大するにあたって、新規の取引先を獲得したものの、その営業実績や財務状況などがよくわからず、そのまま取引をすすめてよいのかわからないといった場合にも、やはりこのしくみで保証を付けておくということが有効になってきます。また、基本的にこうした業者では取引先となる企業の信用状況についても調査をしていますので、なにか信用上の大きな変化があった場合には、そのことが事前に警告されることから、取引継続の判断にとっても有利となります。
トラックバック URL
https://easternmassfoodsafety.com/2021/06/15/%e4%bf%9d%e8%a8%bc%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%af%e3%82%bf%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%81%a8%e3%81%af/trackback/