ファクタリングの手数料は、業者のリスクに応じて変わってくる傾向があります。2社間ファクタリングは取引先に内緒で行えますが、業者のリスクが高めです。3社間ファクタリングのほうが手数料はかなり安くなる傾向があります。手数料は2％～20％くらいとかなり差があるので、しっかりと比較しておくべきです。

基本的には償還請求権はついていませんが、契約内容によっては償還請求権がついていることがあります。取引先の企業が倒産した場合など、売掛金を回収できなかったときに全額を請求されてしまうのが償還請求権です。これは売主にとって大きなリスクがありますが、業者にとってはリスクを減らすことにつながるので、手数料が安くなります。企業が倒産をする可能性がそれほど高くないのであれば、償還請求権がついた契約をしたほうがメリットが大きくなる可能性もあります。

ファクタリングは、一時的に倒産のリスクなどを回避するために利用するものです。継続的に利用をしていると、手数料がかかり続けてデメリットのほうが大きくなってしまうでしょう。もしも継続的に利用をしなければならないのであれば、倒産をしてしまったほうがメリットが大きくなる可能性もあるので、よく考えてみましょう。なるべく経営がうまくいっている間に銀行融資を受けておくべきです。

消費者金融で借りるよりも金利が高くなってしまう傾向があるので、ファクタリングは最後の手段であると言われています。